仲値の設定時間を狙うとは
日本国内で物を作り、海外へ輸出する場合には商品の代金を外貨で受け取る事になりますが、この外貨のままでは日本国内で使えません。当然、外貨を日本円に変える必要がでてきます。
そこで各銀行が、朝10時ごろのインターバンク市場の取引相場の水準を基に決める対顧客レートというものがあります。
原則として当日中は変動しないものとし、銀行は窓口業務を行っているものです。
それが、「仲値」とよばれる値段です。
取引量が多い時間帯
この時、普通の企業ではどのタイミングで外貨を円に変えるのか?これは通常、東京の午前10時の時点の値段で決済が行われています。
そのため時間的なことでみますと、東京の午前10時(仲値時間)の取引には、たとえ相場の動きがあまりよくなかった場合でも、それとは全く関係なく為替取引が行われます。
とくに、5や10のつく日や月末は、それぞれの企業の決済日になることが多いので、5、10、月末などの日には仲値時間(午前10時)の取引が一気に膨らむことがあります。
取引量が多いといわれる時間帯でトレードしたいという場合には、覚えておきたい法則ですね。
もちろん、これ以外にも多くの要素で状況が変わることもありますから海外で市場の開いている時間をメインに進めていくという方法も、いいかもしれないです。
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